東電元会長ら初公判で無罪主張
元会長の勝俣恒久被告(77)ら3人は、津波による事故を予測できたのに対策を怠り、入院患者ら44人を死亡させるなどした業務上過失致死傷の罪に問われている。
初公判で勝俣被告は「津波の発生、事故を予見することは不可能でした」と述べ、武藤 栄被告と武黒被告とともに無罪を主張した。
一方、検察官役の指定弁護士は冒頭陳述で、「津波を予見できたにもかかわらず、措置を講じることなく漫然と運転を継続した」と指摘した。
裁判では、大津波を予測できたか、対策をとっていれば事故を防げたかが争点となる。
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