[SUSPECTED SPAM] 「違法捜査」で無罪判決 「立証困難」地検控訴せず 群馬
築雅子次席検事は「無罪判決を重く受け止め基本に忠実な捜査を徹底し、適正な判決を受けられるよう努める」とコメントした。控訴しない理由は「判決の前提となる要素について、反論する立証を行うのが困難なため」と説明した。
判決文などによると、男性は昨年1月、高崎市内で高崎署員から職務質問を受けた際、覚醒剤の使用を疑われ尿提出を求められると大声を出すなどしたため、同署員は錯乱状態と判断し強制保護名目で拘束、尿鑑定は陽性だった。だが永井裁判官は「令状なしの身体拘束は違法」などと指摘、無罪判決を言い渡した。
男性の弁護士は「今後は適正な手続きに従い、捜査してほしい」。県警組織犯罪対策2課は「判決を真摯(しんし)に受け止め、同種事案の再発防止と適正な職務執行に努めたい」とした。
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